ママ'S STORY
 

​アキが綴る

​インタビュアー:あき

​県外から福山市に引っ越してきて、子育てについて気楽に話ができる人が周りにいない環境に。

そんな中、mamanohibiで出会うママ達の

「それぞれの子育てや生き方を聞いてみたい!」という好奇心を活かして、mamanohibiに集う一人一人のママをご紹介。本を読むこと、植物を育てること、散歩が趣味の一児の母。

​〜mamanohibiに集うママ達、それぞれのストーリー〜

ユキさんに学ぶ「自分を大事にする子育て」 

福山市在住のユキさん。

現在、エステティシャンとして働きながら、小学生と幼稚園児の

2 児の子育てをされています。

そしてお家の片付けをサポートする「お片づけニスト」の活動を

新たにスタートされたりなど、 

とてもエネルギッシュなお母さんです。 

そのエネルギーの源や、ユキさんを動かしているものは何なのか。

今回、ユキさんに子育てについての考え方やされている工夫、

仕事との両立などを伺いました。 

 

「家族を守るために、自分を守る」 

「家族は社会の最小単位で、子どもにとっては

基盤になる関係だと思っています。

だから、パートナーへの接し方も

ぞんざいにならないように気をつけていますし、

兄弟は仲良くあって欲しいから、

上の子にも(お兄ちゃんだからとかではなく)優しく接するように心がけたり。

そのためにはやっぱり自分に余裕がないとって思うんです。

それが結局、家族を守ることに繋がるんじゃないかって」 

子どもは、自分の考えがうまく伝えられなかったり、

やりたいことができずに泣いたり、

それでも自分で気持ちを切り替えてころっと笑ったり。

それがとてもかわいいのですが、

ずっと一緒にいると感情の変化についていけず

戸惑ったりイライラしたり,

自分の感情のコントロールに悩むお母さんは

多いのではないでしょうか? 

ユキさんはそんな時、

自分の余裕を取り戻すために3つの対処法を使うのだそう 。

まずは「深呼吸」 

もともとヨガをされており、免許なども取得しているユキさん。

少し精神論にも捉えられがちな「呼吸」ですが、

科学的にもきちんと理屈があると言います。 

「深呼吸といっても”短く吸って長く吐く”ことを意識し、

肺を使うのがポイントです。肺は臓器の中でも

唯一能動的に動かせるもの。

そこを使うことで副交感神経が刺激され、

落ち着く、という仕組みです」 

次に「6秒ルール」 

こちらは知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、

心理学のアンガーマネジメントの一つ。

6秒以上経っても残っている「怒り」は、

初めの怒りをきっかけに自ら作り出しているもの。

だから、6秒以上は怒らないようにしようと決めているのだそう 。

そして最後に「触れる」こと 

「”子どもとのスキンシップは大事”とよく言われますが、

これにもちゃんとした理由があります。

触れることでその箇所から女性ホルモンが出て、

心を落ち着かせてくれるんです。」 

こうやって、「方法」と「その理由」をセットで知っておくことで、

つい感情的になってしまっても理論的な頭に切り替えることができます。 

「それでも落ち着けなかったらとりあえず離れるようにしています。

子育てはいつになってもずっと初めての状態。

完璧になることはありません。           

だから子どもにもそれを素直に伝えています。

”お母さんもできないんだよ”って。

とにかく自分の気持ちを大事に。

そうでないと、子どもも 大事にできませんから」 

 

「視野を広げることが

 自分を高め、いい出会いを作る」 

ユキさんは広島県のご出身ですが、

ご両親のお仕事の関係でいくつか他県を転々と移動したあと、

再び広島に戻ってきます。 

「転勤先は都会も田舎もありました。

いくつかのまちに住んでみて思ったは

“どこも大して変わらない”ってことですね。」 

今や全国チェーンのスーパーがどこにでもあるし、

ネットで買うこともできる。

それと同時に「自分が輝いてさえいれば、

どこにいてもいい人とは必ず巡り会える」

という確信がユキさんの中に生まれました。 

「大学でアーチェリーをしていて、いろんな世代の方々と

交流する機会が多かったのも良かったと思います。

自分の世界が広がったというか。

そこで今のパートナーとも出会いました」 

10年前、結婚を機に福山市に引っ越すことに。

それまで勤めていた管理栄養士の仕事を辞め、

その後お子さんが生まれたのもあって、

しばらく専業主婦として過ごします。

そして下のお子さんが幼稚園に通い始め

自由な時間ができたことから

エステティシャンの仕事をスタート。 

「初めは、在宅で

管理栄養士の仕事をしようと考えていました。

そんなとき”エステティシャンをやらない?”と

友人から声をかけてもらって。

もともと美容業界には興味があったし、

希望の時間 で仕事ができるし

研修制度もあるということでやってみようかなと。

全く前職と関係のない仕 事で迷ったんですけどね。

今は仕事が楽しくて。一歩踏み出してよかったって思います」 

そして、最近始められた「お片づけニスト」活動。   

ちなみに「お片づけニスト」というのは、

ユキさんオリジナルの肩書き。  

資格があるわけではなく日頃から

「もっと家事を楽にしたい」と取り組んでいる日常の工夫や理論を 

体系立てて人に伝え られるようにノウハウ化したものがベースになっています。 

「家事の工夫とかを話したら、

友人が”だったらこういうのやってみれば?”と提案してくれて。

あ、いいかもって。

わたしが身をもって実践してきた片付けの考え方を伝えることで、

お母さんたち がもっと楽になればいいなって思ったんです。

収納系の資格はいくつかありますが、

やりたいこと を考えたときにまだいらないかな、と思って。

自分で肩書き決めちゃいました。

今は、知人・友人 に対して

お片づけのお手伝いを始めてみているところです」 

とにかく動くことを恐れない「やってみよう精神」。

それは、子どもの頃の転勤の経験や

大学時代 の多様な価値観の人との交流から、

ユキさんの中に根付いているものなのでしょう。

だから大人になった今も、

家族でもなく友達でもない「第三の場所」の存在がとても大事だと言います。 

 

「仕事でも趣味でもいいんです。自分の視野を広げる、

決まった関係の中だけに留まらない。

これが子育てをする上でも自分を輝かせる上でも、とても大事だと思っています」            

「家事は、家族みんなができる仕組みを作る」 

育児に、エステティシャンに、お片付けニストに。

自分を大切にするためにも、

活動の幅を広げているユキさんですが、

そのためには必然的に

ご自身の時間を作る必要がでてきます。            

それには、

パートナーやお子さんの協力が欠かせないといいます。 

「家のことは”できる人ができる事をする”というのが、

うちのスタンスです。

パートナーはもちろん、子どもたちにもできることはしてもらいます。

家事を上手にやるということは

将来、社会に 出て仕事をする上でも役に立つことだと思っているので

教育の一環としても捉えています。」 

洗濯に掃除、食事を作って、食器を洗って・・・。

「名もなき家事」という言葉があるように、

家事はほんとうにいくつもの細かい作業の連続で、

しかもそれらを同時並行で効率よくやっていかなければ、

なかなか終わりません。

ユキさんは

「そこに取捨選択の判断や整理整頓をする力が生きてくる」

と言います。 

「仕事でも、何が必要で何がいらないのか、

何を優先的にすべきなのか、その順序など

"どうした ら効率的か(ラクか)"を考えながら取り組みますよね。

家事も同じです。

その”ラクなやり方”を仕組み化し、

ルールを明確にすることで家族みんなで分担できる。

そうすればみんなの時間に余裕が生まれて、

家族の団欒やそれぞれの趣味に当てることができます。」 

どうしても、家事はお母さんが一人で抱えがち。

そこには、自分のやり方があったり

「やって」とお願いするより一人でやる方がラク、

ということもあるかもしれません。

でもそこにちょっとだけ手間をかけて

家族みんなでできるやり方を探してみる。

何も仕事のように完璧にする必要はなく、

それぞれの家族の「いい塩梅」を見つける。

そうして「自由な時間」を少しずつ増やし、気分転換や自分磨きに当てる。

それは育児へのモチベーションにもプラスに働くのではないでしょうか。 

こういった毎日の生きた経験が、

ユキさんの「お片づけニスト」への道につながっていたのですね。

ちなみに、いまのユキさんの趣味を伺うと「読書」「料理」そして「キャンプ」 。

「キャンプは防災の意味もあって始めました。

便利じゃないものに触れたり不便さを感じたり、

でもその中でどう工夫するか。それがとても面白いです」 

「子育てで自分を磨く」 

子育てをしているとどうしても世界が狭くなったり、

感情的になりがち。

でもそれをバネに考え方の工夫をしたり、

第三の居場所を手にしたり、

そのために時間を作る工夫をし、

それが仕事にもつながっていく。

視野を広げ行動することで前へ前へと進んできたユキさん。

その根底には「自分を大事にする」ということが

常に流れていました。

これからの「お片づけニスト」とし ての活動も

どのように展開されていくのか、とても楽しみです。

                                                                                                                 

                           

 

 

 

 

 

                           

 

 

 

 

IMG_9949.jpg
  • 黒のYouTubeアイコン
  • Facebook Round
  • Instagram - Black Circle

お話を伺ったママ:ゆきさん

文:あき

© 2021 NPOmamanohibi